【小説】[05:この男、最強につき](東方二次創作)

#白銀の狙撃手 小説 #この世で一人の俺と君
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俺はラップにくるまった白い球を取り出す。
そして、ラップをめくって、中身を雄二にぶつけた。
「ぶっ!?」
瞬間、白い粉が顔面にぶつかった衝撃で爆散する。
そう、あれは小麦粉だ。
一番簡単に手に入り、一番多様性のあるもの。
攻めにも逃げにも何でも使える万能煙幕とでもいおうか。
俺はそのすきに奴の腹に蹴りを入れる。
雄二は後ろに吹っ飛びその場に倒れこむ。防御耐性はないようだ。
「お前は...弱くはない。だが、強くもない。
その強さを得るのにどれだけ苦労したかは知らないが...それでも弱い。
本当の強さってものは何かを犠牲にして手に入れるもんだ...お前は、何を犠牲にした?」
俺は男の目の前でいう
「これが本当の強さなんだよ」
このまま男の顔面を蹴り飛ばしてもいいが...俺だって本当は殴り合いに来たわけじゃない。
俺はどさくさで見つかったスマホを手に取り、教室を出る。
「じゃあな。机ちゃんと片付けろよ」
後処理と先生の説教はすべてあいつに押し付けた、


※ ※ ※ ※ ※


「いつつ...」
登校中にそんなことをぼやく。
蹴られたあたりが少し痛い。
そこまでダメージはないのだが、特に顔のあたりは傷に残ってしまった。
「大丈夫?」
さとりから声をかけられる。
「まぁな...ちょっぴり痛いだけだし」
「...何があったの?」
「スマホ探してたら殴り合いに発展した」
俺は一通り事情を説明する。
「...大変ね...何て言ったらいいのかわからないわ...」
「別に殴り合いは昔もしてたし慣れてるんだよ...痛くはない」
「...あなた、本当に昔何していたの?」
「あー...それ今聞くか?」
俺は思わず苦笑いしてしまった。
「...別に、お前が知る必要はないんだよ」
「どうして?私にも知る権利くらいはあるわ」
「なら先にお前の過去を話してもらおうか?」
「...ずっと、この”力”のせいで虐げられてきた。それだけよ」
「嘘をつけ」
「...え?」
俺はある一つの話題を思い出す。
「俺は”力”を持つものがいじめで死んだ...というニュースの新聞を2年前から集めてるんだ。...古明地、その名字に見覚えがあるな...と思って新聞を探した結果がこれだ」
俺はある新聞をさとりに渡す。
「『凪中学校女子生徒、過度のいじめにより自殺』...そこんかかれている名前は...”古明地こいし”」
いつの間にか学校についていることも気にせず、俺は彼女に問いかける。
「これはこの高校の近くの中学、そして、古明地なんて苗字はこのあたりであんたしか聞いたことない。となれば...これはさとりさんの妹だ。」
「...。」
「...俺について知りたければ、それについて教えてくれ。無理にとは言わないが」
俺たち二人は、そうして教室に入る。
まさか、さとりに過去について説明する手間が省けるとは思っていなかった。
教室に入った瞬間、俺はある男に話しかけられる。
「なぁ...お前って」
「あ?どうした?何用だ?」
「お前って...」
男は少し間をおいて、俺に質問する。
「若葉中学校でいじめのリーダーやってた...白銀狂夜だよな...?」
俺は、思わず息をのんだ_______

sirogane0730


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sirogane0730 6 15

現実見たくねぇなぁ...(急にどうしたかっていうと)お仕事するのって怖くて仕方ね...


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sirogane0730 8 16

ういーす。どうもー。 今日匿名にフォローされたからこの垢消しまーす。 以上で...


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sirogane0730 5 10

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