小説だぁぁ！

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藍玉と輝石、紅玉で幸福を___

どうも！ひすいです！

藍斗です

仁です。

彩愛です

小説だ〜！！

…いや、いつものここでの話だよな？

いつもの小説にこんな前文入る？

うん。知ってた。

今回キャラ設定ひたすらに遊ぶからよろしく〜

楽しみ

あ、そうそう。今回話彩姉出てこないんよね

私は次回登場かな…？

多分。

まあ藍斗くんも少ないしいっか。

良いのか…？

…まあ、とりあえず行くよ〜！

キャラと設定ー

ひすい・主人公、高1。恋愛感情がよく分からない

藍斗・ひすいと同い年で幼馴染。ひすいの事が好きである

仁・ひすいの兄、大2。ひすいの相談相手

彩愛・藍斗の姉で人と同い年。仁と付き合っている。

*.○。・.: * .。○・。.。：*。○

恋ってなんだろう。

好きって…何だろう。

恋人が欲しい〜って言う人の感覚も、誰かと付き合う感覚も

分かるのがずっと羨ましかった

likeまでは分かるけどloveは分かんない

誰かを好きになる、恋に落ちる気持ちが分かりたいけど

理解できなくて早15年。

諦め半分で憧れ続けていた

そんな、ある日だった。

「ひすいが好きだ。こんな俺で良ければ付き合ってくれないか？」

唐突に言われたそんな言葉。
幼馴染の藍斗くんにそう言われてしまい、驚きから言葉が出なかった

「…え、っと。。。
ごめん、ちょっと考えさせて」

必死に考えて出た答えは…これだった
藍斗くんが私のことを好きなのは知っていた。
行動とか、周りの反応で分かっていた

…それに今日は2人で私が好きなミュージカルまで見にいっている
実質デートのようなものだ

「分かった。あと…嫌だったら断っても良いからな？」

「…うん、ありがと」

そう言ってくれるけど…断れる気なんかしない。
本当に、どうしよう

「ひすい〜？おーい‼︎」

気づいたら家のソファーに座ってた
あれからどうやって家に帰ったかも藍斗くんと何話したかも覚えていない

「あ、仁兄。どうした？」

「どうしたはこっちのセリフだよ…ずっとぼーっとして…。」

「うん…」

「どうした？なんか悩みでもあるの？」

元気のない私にそう問う仁兄。
私が分かりやすいのもあるけどこうやって逐一聞いてくれるの本当にありがたいよな…

「藍斗くんに、告白された。」

「お〜、ついにか。どうするの？」

「…どうしたら良いか、分かんない。」

「そっか。」

「…ならさ、ひすいは藍斗の事嫌い？」

「嫌いじゃない」

「…まあ、幼馴染で家族みたいな仲の人嫌いだったら怖いか」

「それはそう。…まあ、藍斗くんとか、仁兄達みたいな恋愛的な意味で好きかどうか分かんないけど」

「ひすいってそういう恋愛とか無頓着だもんね」

「うん、」

やっぱり、仁兄は自分のことよく分かっている
…まあ、15年も一緒にいれば流石に分かるか

「断りたいし断りたくない。もう、訳わかんない…っ」

「自分はどっちでも良いと思うよ。嫌いじゃないんだしさ」

「どっちでも…？」

「うん、藍斗くんは断っても多分今みたいな関係でひすいと関わってくれるだろうし、付き合ってからその“好き”が分かるかもだし」

「今、恋愛感情が無くても付き合って良いのかな…？」

「それ前の自分に言ってる？自分自身も彩と付き合ってるけど始めは恋愛感情かよく分かって無かったよ」

元から家族とかみたいな仲だったから余計ね
と付け足す仁兄
でも意外、告白は確か仁兄からだって聞いたし…

「え、そうなの…？」

「意外そうだな…w」

まあそれもそうか、告白したの自分って知ってるしな…
意味深な発言をされて軽く頭が混乱したので考えるのを一旦やめた

「はっきりとした告白をしたのは自分だけど、その前から彩に色々言われてたんだよ、ずっと。」

「それで一時期悩んで、色々恋愛系の物語読んで見ての結果、分かんないから…とりあえずどういう形か分かんないけど“好き”だし告白して付き合ってみようだったかな。」

「…凄いな」

思ったことを素直にいうとそうでしょ、と少し得意げに言われた。
…やっぱり大学生だな、こういうちょっとしたふざけ
でも、そういう所仁兄が好きだ

「まあ、ゆっくり考えてみな。」

「うん。ありがと、仁兄」

「どういたしまして…さて、今日父さん遅いみたいだけど夕飯何食べる？」

始めの目的を仁兄が聞き出そうとする。
私達の親はシングルファザーだから2人で夕飯を食べることは珍しくないからだ

「ん〜、唐揚げとか？」

「作らせる気！？」

「まさかw自分のバ先に買いにいこ」

「まあ良いか、行こ」

「うん」

まだ正直、告白の返事を返すのの気は重いけど、
仁兄のお陰で少しだけ胸が軽くなった気がした。

*.○。・.: * .幸福と自由を願って…