バレンタイン?ナニソレオイシイノ??

宝石のように輝く日々 小説
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最高ランク : 4 , 更新: 2024/02/14 7:23:46

藍玉と輝石、紅玉で___

どうも!ひすいです!

藍斗だ。

仁です。

バレンタイン?んなもん知らないわ

友チョコって何?


またひすい壊れた?


どうせクラスに友人いないから何も無かったんでしょ?


仁兄当たり


だろうねw


まあいいや。

バレンタインだし、ちょっと藍斗くんと遊ぼうと思う


遊、ぶ…?


いやぁ…数年前にちょっと最悪すぎるシチュがあったのでね…

それを思い出したのでネタ扱いする


それって2年前のあれ…?


よくわかったね〜

じゃあ、行くよ〜!




登場人物

真石 ひすい→主人公、藍斗のことが好きだった今は関係性を少し拗らせている

海野 藍斗→ひすいと同い年でひすいの元クラスメイト、少し前にひすいに告られ振った

神崎 仁→ひすいと同じ部活で一つ上の先輩

先生→ひすいと仁の顧問で生徒から嫌われている先生。(ちなみにひすいもあまり好きではない)




2年前、4月某日

中学2年生となりすぐの時期に起こった事故は“ただの事故”で済む訳が無かった…。



「なあ、ひすいどういうことだ?」


昼休みそうそう絶賛ピンチ状態の私
目の前には元々好きだった相手の藍斗くん
私の後ろには教室のドア
逃げることも許されず、私は藍斗くんと目を合わせることができない


「いやぁ…何というか、」

「何というかって…昨日のやつの理由くらい教えろよ?」


怖い怖い怖い!
地味に圧が怖いって!

私がこのように藍斗くんに問いただされている理由はしょうもなさすぎてもう覚えてない

※正確にいうとしょうもなさすぎて言えない黒歴史となっている

ただ、明らかに自分が発端で自分が悪かった。
それだけは言える
…まあ、自分が悪く無かったらこんな状況抜け出してるけどさ


「で、ひすい?理由は?」

「うぐっ…」


マジで理由がテンション上がって考えなしに行動した結果なんて言えない…!
そして上手い嘘も思いつく訳がない!!

いやマジでどうするのこれ!?


半ばパニック状態になっている私をよそに、藍斗くんは疲れたのかドアに手をつき体重を預ける

そのまま問いただされる自分はどうにか誤魔化すことしかできない。


(どうしよう…本当のこと言うしか手段が無くなってきた…!)


これ以上誤魔化せなくなってきた時、
…その時は自分自身がかなりテンパってて自身が置かれている状況に目が回る訳がなかった


「真石さん、海野さん、何やってるんですか」


先生のその一言で、一瞬私と藍斗くんが状況を確認した。

…あれ、今…私、藍斗くんに壁ドンされ、てる!?


え、嘘!?


「あ、ごめっ…」


お互いに今の状況に気づき、パッと離れる


(ヤバいヤバいヤバいヤバい…!今、壁ドンされてたよね!?)

(いや、その前に周りからめっちゃみられてるし!?)


現状に気づいた私は大パニック
その後、どうやって藍斗くんと別れたのかも覚えておらず、

放課後までの記憶でしっかり残っているのは

クラスの一軍女子に藍斗くんと付き合ってるのか聞かれて

『違う、ただの事故だよ』

と答えたこと…しか覚えていなかった




「神崎先輩聞いてくださいぃ〜泣」


その日の放課後、いつものように神崎先輩に部活動が始まる前に愚痴る
本当にこうやって愚痴ってないとやっていけない。


「おぉ、どうしたひすい?」

「前告った相手に事故って壁ドンされました…」

「思ったより地獄だった」


神崎先輩は私と同じメゾパートの先輩。
中3男子で未だメゾが出るのも凄いけどそれだけじゃなく、歌声に勢いがあって綺麗な神で優しい先輩

…じゃなくて!


「マジで地獄すぎます…」

「あはは…自分にはどうしようもないな…」

「…まあ、気晴らしに、歌う?」

「…!はいっ!」


楽譜を持って笑いかけてくれる先輩に元気よく返事をする私
周りに反対されてもこの部活に入ってしまうくらいの自分と同じ合唱馬鹿が身近にいるとやっぱり楽しい
元気が良すぎて声が廊下中に響き渡ってしまったのはここだけの話




…そんなふうに、あまり掘り返されることなく終わると思ってたこの事故も

3日後の放課後に、思いもよらぬ人物から掘り返されることとなった


「新入生歓迎会では…」


数日後、土曜日。
今日も部活の土曜練
月曜日に新入生歓迎会があるからそれの練習だ。


(暇だな…)


そう思いながら話を聞いていると、思わずふぁ、と欠伸をしてしまった


「真石さん話聞いてます?」

「あ、はい。」


やばいやばい、集中力切れてたな…
そう焦った時だった


「そういえばこの前真石さん海野さんに壁ドンされてたよね?」

「!?!?!?」


え、ど、どういうこと!?
なんで先生があの事故を知ってるの!?

一瞬は焦ったが、よくよく考えたら静止をした声。
あれ…顧問の声だ
なんで今まで気づかなかったんだろう…。


それまでしっかり話を聞いていた先輩達の空気が流石にそれはないなぁ…と言う感じになる。
よく聞けていなかったので覚えていないがその話をされてしまい頬が熱くなった。
事故だったとはいえ…ただただ恥ずかしい出来事だった


その後練習が始まり、先生がいなくなった後神崎先輩にこう言われた。


「…ひすい、お疲れ様。」


その一言でどんなに気分が楽になったか、言うまでもなかった…。



壁ドン事件最悪すぎる

本当に顧問には恨みしかないよ


自分先輩役なんだ


うん。でも実際はうちの部活(コーラス部)の先輩に男性の先輩はいませんでした。

後輩はいたけどね


へぇ…


俺になんて役させてるんだよ…


まあ適任者なんで?

お疲れ〜


って事でバレンタインだから恋愛に関係する黒歴史を掘り返してみました〜!

次回もよろしくね〜!


*.○。・.: * .幸福と自由を 願って…

ひすい


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色塗り企画の描いてもらったものを見ていこ〜!
2024/04/23 7:41:24 ひすい 2 10

藍玉と 輝石、 紅玉で 幸 福 を ___ どうも!ひすいです! 藍...


オタクがオタクしてオタクなだけ
2024/04/18 7:49:37 ひすい 4 10

藍玉と 輝石、 紅玉で 幸 福 を ___ どうも!ひすいです! 藍斗...


恋愛って怖いね…(再確認)
2024/04/14 8:11:50 ひすい 2 9

藍玉と 輝石、 紅玉で 幸 福 を ___ どうも!ひすいです! 藍斗...



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