おまけ小説〜最終回〜

小説
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最高ランク : 1 , 更新: 2018/03/26 16:42:54

こんちゃっス

曼珠沙華っス

今回はおまけ小説最終回です

(もはやおまけじゃない)

では、どうぞ!!

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やがて、その時はやってきた

彼女が余命宣言されてから

一年が経つ

あと、一週間

彼女はもう歩けない

手を動かすこともできない

人形のようにずっとベットで

横になってた

それでも、私は毎日彼女に会っていた

その間の一週間は彼女の両親も居た

ずっと、ただそっと彼女の手を握っていた。

そして、ついに迎えが来てしまった

私が彼女の枕元に座っていると

突然彼女が話し出した

「もうすぐだ」と

私は泣き出しそうになった

そして、彼女の両親は

泣いていた

「逝くな!」

「逝かないで」

嗚咽をこぼしながら

ずっと

そんな中

私を見ながら彼女は

「ありがとう」

そう言った

私は彼女の行っている事を

聞きたくなかった

「氷花といられてよかった」

「やめてよ」

「もう少し一緒に居たかった」

「お願いだから」

「氷花と一緒に色んなところ行って色んな景色見て」

「お願い、、、」

「ああ、世界ってこんなに美しいんだって思った」

「美しくなんて無いよ
世界は理不尽だよ」

私の目からは大粒の涙が溢れてきた

「泣かないで氷花、私の本当に最後のお願い、、、私を笑顔で見送って」

そう、言われた

「なんで、、、」

思わずそう聞き返す

「私は、、、氷花、、の、、
いつもの、、、明るい笑顔で、、
送られたい、、、」

途切れ途切れにそういう

私はどうすればいいのか分からなかった

私が戸惑っている間に

彼女は両親に最後の挨拶をする

両親はそれを聴きながら

ずっと、ずっと

泣いていて

父親が、「こちらこそありがとう」

涙ながらそう言った

彼女は満足そうな顔をして

こちらを向く

彼女の瞳を見ながら

私は決心して

笑顔で

「一緒に居てくれてありがとう
楽しかったよ、さようなら」

そう言った

そしたら、彼女も満面の笑みで

「ありがとう、、、さようなら」

そう言ってくれた

その後は、お互い何も言わなかった

そして、5分後

7月6日、彼女の誕生日の前日

午後3時40分

彼女、青木 可憐は

私と両親に見送られながら

そっと、

14年間の人生に終止符を打った

彼女が逝くのを見た瞬間

私の目から大粒の涙がまた溢れた

止めようとしても止まらない

ずっと、私の頬をつたっていいた

悲しかった

もっと彼女と居たかった

そんな想いが込み上げてくる

そんな中ふと、

彼女の最後のお願いを思い出す

そして、冷たくなった彼女の手を握って

泣きながら、それでも笑顔で

「本当にありがとう、ありがとう」

そう繰り返し言った

もう、彼女はいないけど

彼女が美しいといった

この世界で

私は、生きていこうと

心の中で決めて

「見守っててね」

そう、彼女

いや

可憐に言った


一緒にいられた時間 END

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はい!

最終回でした

最後まで見てくれた方

ありがとう!

この後

正午頃に総集編出すので

良かったら見て下さいね

じゃ、とりあえず

バイバイ(*´︶`*)╯

曼珠沙華


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感動(ノェ・、`)

葉月
2018/03/26 17:01:21 違反報告 リンク