多分意味怖

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私が殺意を持った人は、例外なく死ぬ。

昔からそんな体質だった。

幼稚園で喧嘩したかなちゃん。

幼稚園の帰りのバスの事故で、かなちゃんだけ死んだ。

小学校で私をいじめてきた６人グループ。

通り魔事件に巻き込まれて、６人とも死んだ。

いつだか、ぶつかってきたヤンキーも。

お金を要求され、断ったとき。

殴られそうになった瞬間、その人に向かって雷が落ちてきた。

案の定、ヤンキーは死んだ。

そんな体質でずっと悩み続け、私はできるだけできるだけ。

他人に殺意を抱かないようにしてきた。

それに比例するように、だんだんと引きこもるようにもなってきた。

とうとう、私は抱えきれなくなり、お父さんとお母さんに相談した。

２人は泣きながら、これからどうすればいいのか一緒に考えていこうね、と言ってくれた。

人生で初めて、心から安心できた気がした。

次の日。

お父さんとお母さんは突然死し、帰らぬ人となった。

聞いたことある人いるかもなぁ〜

いるな、多分。

解説いる？

いるな(((

「私が殺意を持った人は、例外なく死ぬ」

主人公はそう思っていた。

だけど、それは勘違いだった。

正しくは、主人公が殺意を持った人が死ぬのではなく、

主人公に殺意を持った人が死ぬのだった。

つまり、主人公は両親に殺意を向けられていたことを表す。

いつだか、修学旅行のバスの中で聞きました