青空の妄想 2017.08.01.

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早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？＊＊小話＊＊「勧誘ポスターを作ろう」

それは頼もしい先輩たちが旅立ち、俺らが一番上になって間もなくした頃の話。

媛路「部活勧誘ポスター？？」

中村「そ。一人一枚描いてきて、いい奴を印刷で増産することにしたから。」
「よろしく。」と俺は真っ白紙を他人事のように渡された。

それが先週のこと。今日はそのポスターの選考日だ。
中村「よーし、んじゃあ、この中から決めるぞー。」

浦城「……早川、これ肝心のバスケットボール部が小っちゃくて潰れてるんだけど。」
早川「すまん(笑)!!」

いきなりつっこまれたのは、早川の字で埋められたポスター。
来たれ!!の文字が大きすぎて後の文字は潰れて見えづらい;;

中村「媛路は、普通だな。下手でもなく上手くもなく、無難？？」
媛路「うるさい。」
浦城「…ごめん、中村…私媛路君のこと言えない;;」
中村「そんなことないよ浦城。丁寧に色が塗られて俺好きだよ。」

明らかに態度を代える中村にはもう呆れ声もない。
浦城さんと俺は大差はほとんどない。
バスケットボールを申し訳程度に描いてあるだけだ。

浦城「中村のはなんかすごいね！漫画の先生みたい!!」

中村のはイラスト部と勘違いされそうなクオリティの高いイラストだった。
少女がバスケットボールを抱えて、一見問題なさそうに見える、が。

早川「...この女子どこかで見たような？」
中村「気のせいだろ。」

気のせいじゃないよ早川、キミの彼女だよ。

その女の子は浦城さんだった。勿論そっくりではない。
ただどこかしらの雰囲気が浦城さんにそっくりなのだ。中村こえぇ...;;

アヤメ「真也先輩見てください、アヤメの渾身の力作を!!」

そう彼女が見せたのは、中村の写真を引き延ばしたポスターだった。
そして中村の手によってビリビリと音を立てて消えていった。
アヤメ「きゃっ///先輩ったらもう、恥ずかしがり屋さんなんだから///」

なんだろ…好きな人ができるとその人の言動に染まってしまうんだろうか。
それとも彼らがもともと似た者同士なのか・・・？

浦城「うーん…どれがいいかな？やっぱり中村？」
早川「確かにダントツだけど、これはバスケ部のポスターとしてはビミョーだと思う。服で言うTPO的な…」
中村「早川にだけは言われたくない言葉だな。」

媛路「あれ？そういえば黄瀬のは？」

ギクッて音を立てて固まる長身が一人。
黄瀬「い、いや!!俺のはいいっス!!」
そう黄瀬は額に汗を浮かべていた。視線もどこか泳いでいた。

浦城「何それ。皆恥ずかしいの我慢して出してるんだから、黄瀬もだしなさいよ。」
黄瀬「い、いや、俺描いてくるの忘れて・・・」

歯切れの悪い黄瀬に、早川が強引に黄瀬の持っていた。ポスターを奪い取る。
そこに書かれていたのは、

早川「wwwwwなんだこ(れ)wwこ(れ)宇宙人じゃねぇかwww」

褒めるのだとしたら、とても独創的である。
ただ俺には、宇宙人が衛星と交信してるようにしか見えない…;;

黄瀬「ぬぁあああ!!だから見せるの嫌だったんス!!」
中村「よし、黄瀬のは採用だな。ちゃんと名前を目立つように書いて…」
黄瀬「なんで!!あぁああやめてぇえ!!」

こんなモデルとか貴重かもと、苦笑する俺。
媛路「にしても、去年は一体どうしてたんだろう。」
笠松先輩も蒼井先輩もこういうの嫌がりそうだけど…

浦城「あぁ、中村が言ってたけど、去年は全部芳井先輩が担ってたんだって。」

まじか。あの人何でもできるな。

早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【番外編：媛路瑞貴の憂鬱】＊小話＊
：加筆修正
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はい、そんな感じでちょっとした小話でした。

どーも、青空です。

今日は昔描いた小話にイラストをつけてみました！
ほんとはこんな感じでイラスト付きで書きたかったんだけど、そこまで技量なくて諦めてたんです(´ｘωｘ｀)

そもそも小話に書くのも迷ったんです。
卒業編書いてからの小話って...くどいかなーって？
まぁ、書いちゃったけど（笑）

そもそも書こうと思ったのは、うちの子達の画力はこうかなーって妄想が楽しかったからです。

早川くんは絵が苦手。だから変わりに筆ペンで豪快に文字を書くとっぽいなーって思いました。

浦城ちゃんと媛路君はふつー。強いて言えば媛路君の方が上手です。
浦城ちゃんはね、普通な人がよくやりそうな絵がイメージ。ボールの線を平面に描いたりとか！
姫路君は模写はそこそこ上手い。じっくり見て写すため作業は遅いかも！模写はダメと言われたら、描けない。

中村はプロ。プロ級な絵を青空は描けなかったけど(´；ω；`)ｳｯ…
実はこっそりコミケに参加してそう！中村君は実は特技をいっぱい持ってたらいいと思うの。それをささっとしてしまいそう。

アヤメちゃんは、写真加工やコラージュが上手！
絵ならね、リボンとか可愛い飾りを描くの得意だと思う。

黄瀬君は超がつくほど絵が下手。公式だよ(=ﾟωﾟ)ﾉ
でも黄瀬君の創造力に私はついていけなかったよ…。きっと彼なら私には真似できない、素晴らしい作品が描けるんだろうハズだ！

笠松先輩も描くの苦手だから美術の時間はうんざり。
でもバスケボールならめっちゃかけるぜ☆（浦城並み）

蒼井ちゃんもあんまりー…でも図表とかは滅茶苦茶綺麗！！！
ものさしとかコンパスまで使って寸分の狂い無く描きあげる4.

芳井くんも普通に上手い。さささーっと描ける。
もうね、媛路（文）×芳井（イラスト）で本だしちゃえばいいのにって思う。

そもそもこの話初めに何を思いついたかっていうと、
「3年生組はあれだよねー、芳井がさささと全部やっちゃいそう！HSAだし！」
が発端。あとHSAな芳井を書いときたかっただけ。だって番外編があまりにもHSA要素がなかったから…

そして今回、トーンというものに挑戦してみました！
扱いが難しいよ～( ﾉД`)ｼｸｼｸ…デジタルだからアナログよりは全然楽だけど！！！

今後も挑戦していこうと思います！
ではさよなら～～